全く筋違いの話となるが。
お笑いコンビのオリエンタルラジオが吉本興業を退社したと報じられている。
彼らは2003年にコンビを結成し、すぐにブレイクした。
自分が社会人になった頃だ。
最近の彼らの活動は、特に秀才とされている中田あっちゃんがテレビを離れ、Youtubeとオンラインサロン中心に活動していると理解していた。
最近のお笑い番組は雛壇に大勢の芸人が登場し、自分の考えるお笑い番組とは程遠いとの理由と一方でダウンタウンの松本の逆鱗に触れ、テレビから干されている、との情報を目にしたことがあった。
ふーん、と思った程度だったが。
何度か彼のYoutube大学を見て、頭が良いんだな、という印象を持った。
内容の正確さには賛否があるものの、トピックを分かりやすくまとめ、そして視聴者が興味を持つような講義を行っており、素直に感心した。
「見せる」という意味では芸人も教師も同じなのかも知れない。
講義の前に関連したトピックの書籍を複数冊読み、自信の考えもまとめた上で動画作成に臨んでいるとのこと。
さて、今回の報道を受けて改めてあっちゃんがテレビを離れるきっかけとなったストーリーを初めて探してみた。
オリラジ中田、茂木健一郎の「お笑いオワコン論」支持!
(ATSUSHI NAKATA official blog 2017.4.15記事)
茂木健一郎が「大御所が面白いと言うか面白くないと言うかで価値が決まる」と日本のお笑いを批判
その茂木健一郎が「大御所に面白くないと言われ公開処刑」されたことを「茂木さんの意見通り」と評した
「大御所」批判として吉本興業の幹部が激怒
あっちゃん、テレビ番組から干される
さらにブログでは彼と茂木健一郎の発言を更にかみ砕いて彼なりの説明を加えている。
なるほど
今の日本の社会・組織の問題を表しているのかも知れないと思った。
言われてみるととんねるずやダウンタウンの番組には彼らよりも若手芸人が登場し、とんねるず・ダウンタウンをひたすら持ち上げ、彼らが「面白い」か「面白くないか」で番組が進行しているものがほとんどだ。
未だにゴールデン番組が多く、威圧的なダウンタウンの番組は正直ワンパターンなイメージだ。さらには茂木健一郎が呼び出された番組もお笑い芸人の松本がしたり顔で世の中の出来事にコメントする形式。
実は一度も見たことがないのだが、Yahooニュースなどで彼のコメントを見ても同意できない、あるいは違和感のある内容が多く、一方で彼の意見をありがたく拝聴している後輩芸人やタレントを想像すると何だかとても薄っぺらく感じてしまう。
要は・・・
あっちゃんの意見に100%アグリーである。
上の人に阿っていてばかりではいつまでたってもその位置関係は変わらない。
本当はその人の方が能力があるかも知れないのに下克上は起こりえない。
あるとしたら上の人がそのポジションに飽きて引退するときだろう。
そして引退するときももったいをつけて委譲するに違いない。
自分が院政を敷けるように(笑)
あっちゃんは吉本興業のお偉方からの説得にも松本からの電話にも一切応えなかったらしい。
「あっちゃん、カッコイイ!!」
会社でも同じことが言えそうだ。