ここ数年、いや10年近く、年初には目標を決めるようにしていた。
目標と呼べるほど大業なものではなかったりもするが、少なくとも何をすべきか、は考える習慣はできていた。
一方でその行動は仕事や会社でのポジションには向けられず、主には自分のプライベートなことに限られていたような気がする。
英語などの自己啓発、体力増進、財務状況改善など。
悪くはないと思うが、「メリットが少ない」と「心は簡単に折れてしまいます」が身に染みる。
近年感じることは自分の生き方は競争から逃げてきた。
競争戦略を学んだ時に「レッドオーシャン」を避けた良い選択、いわゆる「ブルーオーシャン」だったように感じたが、一方で王道の部分でガチンコの勝負を挑んだという経験は記憶にない。
キャリアも比較的、いや、かなり順調に進んでいるように思うが、これも厳しい出世競争を勝ち抜いたわけではなく、誰もやりたがらない仕事・ライバルのいない状況で目立つことができた、という見方もできる気がする。
大きな夢を描いたり、厳しい目標を設定したわけではないが、幸運にもつかむことができた現在のキャリアではあるが、「やれば儲かる」「唯一無二でいられる」「必要とされる」といったモチベーションはなく、多くのベネフィットも求めてこなかった。
とても心地よい、しかし、それは偶然「ブルーオーシャン」に居続けられたことで苦労せずに期待もしていなかったベネフィットが得られたからかも知れない。
モチベーションの面でいうと、これまではそれで良かったのかもしれないが、人生も後半戦を意識すると社会的に認められたい、自己実現を図りたい、というステージなのだろう。
1)きちんと「方向・ゴール」を定め、2)「頑張らなくてもやりたくなるシステム」を構築し、3)やれば「ハッピー」になる、循環を作っていこう。
逃げないで。